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山室信一(Yamamuro shin'ichi)

憲法9条の思想水脈 = Kenpō 9 jō no shisō suimyaku Үндсэн хуулийн 9 дүгээр зүйлийн үзэл суртлын үндэслэл - 東京 朝日新聞社 2007 - 289

戦後日本を60年支えてきた日本国憲法。その改正手続きを定めた国民投票法案が2007年5月、国会で成立した。争点は9条である。人類の歴史のなかで、絶え間なく繰り返されてきた戦争。じつは、それゆえに平和を求める切実な声が途絶えることはなかった。日本でも幕末以降、軍備撤廃を論じ、戦争廃止を訴える思想が現れ、それらが第一次世界大戦後の「すべての戦争の違法化へ」という世界の動きと合流していった。憲法9条は、戦後、突然生まれたものではない。世紀を越え、国境を越え、脈々と流れてきた平和運動や非戦思想の到達点にあり、平和を個人の生存権として主張する画期的な条文なのだ。日本はいま「国益」「同盟強化」の名のもと、戦争を前提とした軍事力均衡(バランス・オブ・パワー)政策が国民を守らなかった19世紀に戻ろうとしているのか。


Япон хэл дээр,

9784022599230

政治権力, 法律 = төр эрх, хууль 憲法 = үндсэн хууль  憲法9条 = Үндсэн хуулийн 9 дүгээр зүйл 国家と戦争 = улс орон болон, дайн て法と平和 = хууль ба энх тайван